#43. 吉田秀和
(音楽評論家)
2009年9月16日 帝国ホテル・中村紘子デビュー50周年記念パーティ
2011年1月17日 鎌倉の自宅



 吉田秀和氏が5月22日、98歳でお亡くなりになった。吉田秀和さんの名前を知ったのはクラシック音楽の写真を撮り始めてから間もない頃だった。それは白水社から刊行されていた全集だった。その後新聞、雑誌でその名前を目にしてきた。NHKラジオの「名曲の楽しみ」もよく聞いた。落ち着いたもの静かな語り口は印象的だった。亡くなられた後も放送されていたのは生前に録りためていたのだろう。生涯現役だったのだ。そして最も忘れ難い言葉は、ピアノのホロヴィッツの初来日公演の批評の「ひびの入った骨董品」である。
 2011年1月インタビューの写真を撮るために鎌倉の自宅に伺った。昔ながらの平屋建てだった。近くには小林秀雄や中原中也が住んでいたという。インタビューには明晰な答がすぐに返ってくる。長い問いかけには少し考えて答える。聞き直すことはない。その頭脳の回転の速さと的確さには驚きの連続だった。そして何よりうれしかったのはカメラを意識しない自然体の写真を写すことができたことです。

ドナルド・キーン博士と談笑する吉田秀和氏。
背景にはSONYの大賀典雄社長の顔が。

林 喜代種:東京都日野市在住。80年代初めより現在までクラシック音楽を撮影。一時フォーク・ロック・ジャズ・ 民族音楽も。いま、落語・文楽に興味。(社)日本写真家協会会員

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FIVE by FIVE 注目の新譜

NEW5.06 '13

FIVE by FIVE
#983『藤井郷子 Satoko Fujii New Trio/Spring Storm』(Libra Records=ボンバ) 悠 雅彦/ #984『ドヴォルザーク&ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲集/ユリア・フィッシャー』(デッカ=ユニバーサル)大木正純/ #985 『ギラ・ジルカ & 矢幅歩 SOLO-DUO/Breathing ...』(Jump World=Boundee)望月由美/ #986『Michael Reis/Hidden Meaning』(Double Moon)伏谷佳代/ #987 『奥平真吾 THE FORCE/Live At PIT INN〜I didn't know what time it was』(ピットインミュージック)望月由美/ #988『Alex Cline/For People in Sorrow』(Cryptogramophone)稲岡邦弥/ #989『キース・ジャレット|ゲイリー・ピーコック|ジャック・ディジョネット/サムホエア』(ECM=ユニバーサル)稲岡邦弥

COLUMN
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CONCERT/LIVE REPORT
#512「東京フィルハーモニー交響楽団第76回東京オペラシティ定期シリーズ/ミハイル・プレトニョフ/小川典子」伏谷佳代/ #513「マリア・ジョアン・ピリス&アントニオ・メネセス デュオ・リサイタル」伏谷佳代/ #514「エスペランサ・スポルディング〜ラジオ・ミュージック・ソサイエティ」神野秀雄/ #515「黒沼ユリ子 ゴールデン・アニバーサリー.コンサート」西松朝男/ #516 エグベルト・ジスモンチ & アレシャンドレ・ジスモンチ「ギターデュオ、ピアノソロ」神野秀雄/ #517「航プレゼンツKarl2000日本デビュー・ツアー」伏谷佳代/ #518「ブリュッヘン・プロジェクトT・U・V/フランス・ブリュッヘン&18世紀オーケストラ」伏谷佳代/ #519「ブリュッヘン・プロジェクト〜18世紀オーケストラ&新日本フィル 第2回」佐伯ふみ/ #520「上原ひろみ〜ソロBlue Note Tokyo' s 25th Anniversary Year Special Program」悠 雅彦/ #521「ポール・モチアン・トリビュート・コンサート」スティーヴ・バップ #522「第63回 藤井昭子〜地歌 Live」

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