『Autumn- River Willow/Brand new summer day』
text by Kimio OIKAWA

AAL-001 ¥1,200 (maxi-single)

1. Brand new summer day
2. Lamp
3. you you you you you (feat.Akie)

注文先:
http://akitaken.dip.jp/arw/cartform/reserve.html

Directed by Motoaki Takenouchi
Recorded & Mixed by Hideshi Arakawa at Sennenji-Studio
Mastered by Msato Morisaki at Saidera Mastering
DSD Recording and Mastering:Saidera Paradiso Ltd

舌を巻いたミックスとマスタリングの相乗効果

唐突ながらインディーズに優秀録音を発見した。
ミックスとマスタリングの相乗効果で、ボリューム感と音圧、そして明快な音像表現に私は舌を巻いた。音の分離と混濁の積み重ねの、心得のある技が随所に光る。ミックスの丁寧さと、濁りそうな低音域の処理に並々ならぬ試行錯誤が読み取れる。ベースの音処理とドラムスの音処理に時間を掛けたミックスがあったと想像する。分厚く明快な低域は小型スピーカーをも奮わせる勢いを持つ。大型モニターではベースの音造りの詳細が判明する。根底にあるベースの基本の鳴りに、分析するかの様な倍音の処理に時間を費やしたと推察する。
ギターの音像の処理も発見がある。時に遠近感をもって視野の奥を感じさせる音像が素晴らしい。キーボードの扱いもアコースティックを基本にした扱いであることも好感が持てる。ボーカルの伸び伸びした録り方も注目したい。コンプレッサーを意識させない仕上がりだ。たった3曲というのが惜しい。

及川公生:1936年、福岡県生まれ。FM東海(現・FM東京)を経てフリーの録音エンジニアに。ジャスをクラシックのDirect-to-2track録音を中心に、キース・ジャレットや菊地雅章、富樫雅彦、日野皓正、山下和仁などを手がける。2003年度日本音響家協会賞を受賞。現在、音響芸術専門学校講師。著書にCD-ROMブック「及川公生のサウンド・レシピ」(ユニコム)。

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FIVE by FIVE 注目の新譜

NEW5.06 '13

FIVE by FIVE
#983『藤井郷子 Satoko Fujii New Trio/Spring Storm』(Libra Records=ボンバ) 悠 雅彦/ #984『ドヴォルザーク&ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲集/ユリア・フィッシャー』(デッカ=ユニバーサル)大木正純/ #985 『ギラ・ジルカ & 矢幅歩 SOLO-DUO/Breathing ...』(Jump World=Boundee)望月由美/ #986『Michael Reis/Hidden Meaning』(Double Moon)伏谷佳代/ #987 『奥平真吾 THE FORCE/Live At PIT INN〜I didn't know what time it was』(ピットインミュージック)望月由美/ #988『Alex Cline/For People in Sorrow』(Cryptogramophone)稲岡邦弥/ #989『キース・ジャレット|ゲイリー・ピーコック|ジャック・ディジョネット/サムホエア』(ECM=ユニバーサル)稲岡邦弥

COLUMN
巻頭エッセイ:丘山万里子:カデンツァVol.58「京都での朝の勤行」丘山万里子/ 連載フォト・エッセイ:音の見える風景Chapter27「竹内 直」望月由美/ 撮っておきの音楽家たち #61デュオ・アマル(ピアノ・デュオ)/ #62「ピエタリ・インキネン」(指揮者)林 喜代種/ カンザス・シティの人と音楽#36(EXTRA)「東洋と西洋のミックスした国マカオで出会った音楽」竹村洋子/ ニセコロッシ・コンサート・ツアー19(Niseko-Rossy Pi-Pikoe) / 及川公生の聴きどころチェック #162『小山太郎/ビート・ザ・ブルース』(M&I/ポニーキャニオン)/ #163『塩谷 哲/アロー・オブ・タイム』(ビクターエンタテインメント)

CONCERT/LIVE REPORT
#512「東京フィルハーモニー交響楽団第76回東京オペラシティ定期シリーズ/ミハイル・プレトニョフ/小川典子」伏谷佳代/ #513「マリア・ジョアン・ピリス&アントニオ・メネセス デュオ・リサイタル」伏谷佳代/ #514「エスペランサ・スポルディング〜ラジオ・ミュージック・ソサイエティ」神野秀雄/ #515「黒沼ユリ子 ゴールデン・アニバーサリー.コンサート」西松朝男/ #516 エグベルト・ジスモンチ & アレシャンドレ・ジスモンチ「ギターデュオ、ピアノソロ」神野秀雄/ #517「航プレゼンツKarl2000日本デビュー・ツアー」伏谷佳代/ #518「ブリュッヘン・プロジェクトT・U・V/フランス・ブリュッヘン&18世紀オーケストラ」伏谷佳代/ #519「ブリュッヘン・プロジェクト〜18世紀オーケストラ&新日本フィル 第2回」佐伯ふみ/ #520「上原ひろみ〜ソロBlue Note Tokyo' s 25th Anniversary Year Special Program」悠 雅彦/ #521「ポール・モチアン・トリビュート・コンサート」スティーヴ・バップ #522「第63回 藤井昭子〜地歌 Live」

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