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ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #90 M.E.B. <That You Not Dare To Forget>
マイルスの甥っ子で、80年代前半のマイルス・バンドに参加していたVince Wilburn Jr.と、19歳の時に『Bitches Brew』に参加したLenny Whiteというドラマー二人によってプロデュースされたこのマイルス絡みのアルバムはともかくすごい。マイルス愛を満載しマイルスのスピリッツを継承しながら新しいサウンドを追求している。レニー・ホワイトの素晴らしい作曲と鍵盤演奏に感銘。ヴィンスに聞いた色々な話を交えて分析を試みた。
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#2246 『sara (.es) , Toshiji Mikawa, K2 (Kimihide Kusafuka), Wamei, Seiichi Yamamoto / Utsunomia MIX』
『サラ(ドットエス)、美川俊治、K2(草深公秀)、ワメイ、山本精一 / ウツノミア・ミックス』Utsunomia MIXで再現されるギャラリーノマルとsara(.es)の無尽蔵の創造性は、聴く人すべてにこれまでの音楽作品とは一味違う豊穣な聴覚体験を与えてくれるに違いない。
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# 2245 『土取利行・坂本龍一/ディスアポイントメント・ハテルマ』
ここには決定的に欠けているものがある。それはまさに「ウタ」であった。
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#2244 Taj Mahal『Taj’s Blues』『Savoy』
タジ・マハール『タジズ・ブルース』『サヴォイ』ジミヘンがいきなり世界中からロックスターとして注目されたのと対照的に、タジはひたすらブルースを追求し、その中で革新を試みた。
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#2243 『渋谷毅&仲野麻紀/アマドコロ摘んだ春 〜 Live at World Jazz Museum 21
Bluesy、Funky、GroovyというAmericanなテイストとは違った静謐で知的な空間が拡がる本盤
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#2242 『渋谷毅&仲野麻紀/アマドコロ摘んだ春 ~ Live at World Jazz Museum 21』
ソロにより自身の記憶への旅を音として提示し、デュオにより会話し触れ合う展開が、成熟した大人のありようである。
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#122 稲岡邦彌著『新版 ECMの真実』
ECMのファンには『真実』、『カタログ』を座右の書としつつ、ECM Records: HomeとJazzTokyo を定点観測的に目配りするスタイルが成立する。
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#121 稲岡邦彌著『新版 ECMの真実』
その書物の表紙はどんどんと漆黒に近づいていき、やがて異端教徒の為の聖書となることだろう。