Jazz and Far Beyond
今や待っていた友だち連中とジャムセッションしているだろうと祈るばかりだ。「偲ぶ」の文字がにんべんに「思う」で出来ているのは絶妙だ。享年89歳、よくやった、エルメート。
歳を重ねて老化するよりも、少年化した、とも見え、聞こえた。
パスコアールのマインドに共振するミュージシャンは世界中にいて、これからも果てしなく、名演が生み出されていくのだろう。
なんとエルメートさんが、私達にわずか16分で曲を書いてくださりました。
エルメートの音楽的遺産を受け継いだ者たちによる拡がりを受け取ること、それがいまエルメートを聴くということである。
AACMは60周年も迎えた現在も音楽シーンの活火山であることは間違いない。
18回目に当たる今年から坂口光央がプロデューサー陣に加わり、4人体制となった。今年のテーマは「エレクトロニクスと奇抜」。
パスコアールのディスコグラフィーのどこに針を落としても、そこには魔法が宿っている。
天才エルメートがとうとう亡くなってしまった。数年前に彼に頂いた曲が宝だ。エルメート作品の特徴がよく表れている作品の解説を試みた。彼の音楽に触れてからもう38年。今回この楽曲解説を書くにあたり、彼の天才性を再確認した。
ダンサーだったが、優れたジャズ・シンガーでもあったフレッド・アステアの履いていたオックスフォード・バッグズというトラウザーについて。
穐吉さんはソロの<The Village>で往年を彷彿させる流麗な指さばきを随所で見せた。
巡る季節を進むLAL。連載通算500本を間近に控え今日も彷徨う独り旅。
今月号では葉月中旬から長月中旬に巡った充実の現場6本をご紹介。
39歳。秋11月には父親になるというそんな特別のタイミングで、ボクは、ようやくタイコの叩き方が分かった気がした。
土方、阿部、灰野、お七が日本人の心性を発見した? いや日本人を発見した?「忘れられた日本人」を?
1984年4月、2度目の来日時に簡易保険ホールでの公演で撮影の機会を得た。
布施⾳⼈トリオ待望の 2nd アルバム。澄み渡るピアノと息づくリズムが紡ぐ⾳の絵巻物
2025年のジャパン・ジャズという地平においてBOCCOは極めてアグレッシヴにして繊細な感性を併せ持つグループとして鋭い光彩を放っている。
それから43年が過ぎた。その2人がまだ大勢のファンの前にいて、幸せを送り続けてくれている、その光景に胸を熱くした。
池本が、NYでダニーと初めて会ってから10年。自分のislesで、同じステージに立てていることの幸せを、奇跡のようにかみしめている。
楽しみにしていた行本 清喜氏のSoulbleedのコンサートを観にNYCのNubluに出かけた。昨年動画を観た時から彼らのグルーヴに魅せられ、この日が来るのを首を長くして待っていた。生で体験した彼らのグルーヴは想像を絶した。グルーヴ・ヘヴン!
『超ジャズ』の刊行記念ライヴに出演したミュージシャンは3人。ビッチェズ・ブリューで定期的な演奏機会を得た纐纈之雅代(サックス、ギター、ヴォーカル)と香村かをり(韓国打楽器)、そして出演時のことを強烈に覚えているのなか悟空(ドラムス)である。
大阪・関西万博「ショパン・ウィーク」期間中開催の「ショパン作品をジャズで再解釈した特別な4公演」
ポーランドのレジェンド、アンドジェイ・ヤゴジンスキ(piano)も登場。ショパン・ジャズの歴史と現在を描く企画。
大阪・関西万博の関連プロジェクトとして、ポーランドのジャズ・アーティスト9組の公演が大阪と東京で行われた。ポーランドでとりわけ勢いのある音楽家、グループを間近で聴く貴重な機会となった。
図太いベースの音に対してピアノの打鍵のタッチが鋭く軽やかで、このアルバムは伝統とコンテンポラリーの対比がテーマだ、と理解しました。
インプロシーンにおけるレオナの存在感はだれとも比べようがない。タップで叩き上げ、ときにリミッターを棄て去り、金属化を開拓し、いまの姿がある。