Jazz and Far Beyond

オーディオ的音楽性・音の美はむしろ静寂や副次的な響きなどの間接音が大きく貢献して作られる。
図太いベースの音に対してピアノの打鍵のタッチが鋭く軽やかで、このアルバムは伝統とコンテンポラリーの対比がテーマだ、と理解しました。
幅広いリスナーを対象とした手軽なオーディオでも楽しくノリで聴けるように音作りしたアルバム。
コンシュマー・オーディオでこそ楽しく聴けて、清水くるみさんのピアノなど、豊かな音楽を楽しめました。
オーディオ装置をCD1枚分ぐらい、鳴らしてエージングしてから聴いてほしいと思う
ですから、「守・破・離」という能のパラダイムにある、響き、静寂のありよう、を丹念に集めて作り上げています。
多彩な経歴の演奏者とNYでのマスタリングが音楽と音に品格をもたらせている
このアルバムを聴いて「凄い音だ!」というのが第一印象だ。
音が良い、というのが第一印象で、シンプルなシステムでも十分「音の良さ」を、聴けてしまうアルバム。
良いもの・優れたものを味わうには、受け取り側に高い感性と、それなりの機材を含めた環境の整備が求められるものだ。
どんなオーディオ機器にも合う、うまくまとまった音
中低域の再生は、スピーカーの低域再生能力も重要ですが、パワーアンプの能力も重要。
このアルバムを楽しむには、中低音の味わえる程度のスピーカが望まれます。それはECMレーベル全般に言えることです。
低音も豊かで、周波数的帯域バランスも良く、楽しんで聴くことができた。
楽器の聴かせどころを心得て作られていて、ボーカルも味わい深いCD。
CDでの再生システムのクオリティを上げることで、マスターテープ・レベルの音が味わえる一枚です。